Vol.38:2013/2/14 「山口・習会談で語られたこと」 西田まこと通信

さる1月22日から25日、第六次公明党訪中団の一員として、習近平中国共産党総書記、楊外相ら中国要人との会見を無事に終えることができました。??様々な問題において、日中では立場も意見も異なることは認めつつも、お互いの話し合いによって問題を解決していくことで一致したことは、大きな成果でした。「今回の訪中がなかったら???」と思わずにはいられません。

25日に行われた山口代表と習総書記の会談は、約70分間。私も同席させていただきました。二人の会見は、これが4回目(うち3回は私も同席)。冒頭、山口代表は、安倍総理の親書を手渡しました。最初は、少々緊張気味の二人でしたが、徐々に打ち解け、終始穏やかで落ち着いた会談となりました。

習総書記は、「(日中間で)意見の相違、問題をコントロールし、解決する方法を見つけ出すことが重要」と強調され、対話と協議による問題解決が確認されました。山口代表が提案した日中首脳会談についても、「その提案を重視し、真剣に検討したい」と踏み込んだ発言があり、実現のために「双方が積極的な雰囲気を作っていくことが大事だと思います」と言われました。

日本と中国は、お互いがお互いを必要とする、切っても切れない隣国。関係が深まるほどに摩擦も生じるのは世の常ですが、政治家どうしが、何でも話し合える信頼関係を作っていくことが重要です。真の国益、国民の利益のために、さらなる努力を強く決意しました。